医療法人船内クリニック

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原子力の正体という話を聞いてきました

藤井寺市羽曳野市医師会合同公演会が平成26年9月20日にありました。京都大学原子炉研究所の小出裕章先生による原子力の正体というタイトルのお話でした

私の記憶している範囲で内容を述べたいと思います。

広島、長崎の原爆の話から ウランの組成は燃えない(使えない)ウランが99.3%で燃えるウランはたったの0.7%しかありません。そのためウランを濃縮し使えるウランを集めなければなりませんがそのためのエネルギーは出来たウランが発生させるエネルギーの3倍以上かかります。かなり効率の悪いものになります。そのため燃えないウランを使えるように原子炉を使い再処理したのがプルトニウムです。プルトニウムは高速増殖炉によって燃やし再処理をしてプルトニウムを再度作り高速増殖炉で再度使用という燃料サイクルの核となる物質ですがこれも計画から50年近くになりますが現在でも全く動かない金食い虫状態になっております。一刻も早くこの計画を中止するべきだとの事でした。100万KWの原子力発電所が1年間に排出する放射性物質は広島の原爆の約1000倍以上で 福島の原発事故では広島原爆の168発分の放射能物質が大気中だけで放出されたとのことでした。福島県や宮城県、茨城県、群馬県、千葉県の一部などは放射線管理区域(住民が簡単に出入りできない)にしなければいけないほど汚染を受けました。なのに まだ誰も責任をとっていません。原子炉から排出される低レベル放射性廃物は地中に300年保管しなければなりません。高レベル放射性廃物に至っては100万年です。日本では邪馬台国ができてからまだ1800年しかたっていません。また地殻変動などを考えると100万年先に地中に埋めた放射線廃物がそのまま保管されるとは考えにくく未来の人々のためにも一刻も早く原子力から身を引くほうが良いとお話されました。

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